◆ 正装とジュエリー
 
 

 

 Time(時間)

正装時の服、小物、宝石などの素材やデザインには昼用と夜用があり、日没を境に分けられます。欧米でパーティーに出席するときは注意が必要ですが、日本国内の場合、よほど正式なパーティー等へ出席する以外はそれほどこだわることはないでしょう。装
正装用の宝石は次のように分けられます。
昼・・・・・
あまりきらきらと輝かない、光を押さえた宝石を選びます。体表的な宝石としては真珠が挙げられます。襟元をあまり開けない昼ドレスには、少し大きめの真珠のブローチやイヤリング・ピアスがアクセントになります。さんご、ひすい、オパールなどもよいでしょう。
   
夕~夜・・
昼とは対照的に、夕方から夜につける宝石はきらきらと輝く華やかなものが好まれます。5大宝石をはじめとして、キャッツアイ効果など光の特殊効果をもつ宝石も夜に向いています。
真珠ジュエリーは、大粒真珠をあしらったもの、スイングするようなデザインのものが華やかな感じになります。


 

 Place(場所)とOccasion(目的)

① 慶事
 格調高い慶びの席では、ダイヤモンドや真珠が上品な印象を与えます。また、形式にこだわらない結婚式・披露宴、平伏指定のパーティーなどでは、ゴールドジュエリーで随時流行を取り入れたおしゃれを楽しんでみてはいかがでしょう。
<結婚式・披露宴>
 式や披露宴の雰囲気がどのような感じになるのかを前もって聞いておくと、つけていくジュエリーが選びやすくなります。迷ったときはジュエリーをもう1組用意して、会場にいてから決めるとよいでしょう。

<式典>
 華やかさの中にも、改まった雰囲気をもつ席でのジュエリーは、貴金属や宝石の素材を1種類に揃えるとよいでしょう。このような時は、セットジュエリー(イヤリング、ネックレス、リングの3点セット等)が重宝しますが、若い女性なら、普段のおしゃれに使用しているプチネックレスとファッションリングの組み合わせで、宝石などの素材を統一すれば十分雰囲気が楽しめます。

② 弔事
 本来、結婚指輪以外一切つけません。また、例え結婚指輪でも、施されたカット部分が輝くようなもの、宝石をあしらったものははずします。しかし最近は身だしなみのひとつとして真珠をつけるケースが多いようです。
<弔事に望ましい真珠ジュエリー>
・ネックレス 短めの1連
・イヤリング 貴金属をあまり使っていないフィックス型
・リ ン グ 脇石などの飾りが派手でないもの

 なお真珠ジュエリーでも、ロングのネックレスやダウン型のイヤリングなど揺れて華やかな感じになるデザインのものは避けます。
 日本では、悲しみが重なるということから2連、3連のネックレスを避ける習慣があります。